前の記事「黄瀬の精神的な卒業と明日への進化」は
こちら。
今回の記事は、原作のネタバレがあるので、アニメオンリーで
これからの話を知りたくない人は、ターンかして下さいね!!
…案の定…
メイン記事のトリはこの人になっちゃいますな…(^_^;)

孤高の天才、故の暴君…青峰大輝!!
もしかしたら彼は、声優諏訪部順一さんの、新たなるキャリア
としてかなり美味な位置に現れたキャラクターなのではないでしょうか。
この人についてもオフラインの後書きでかなりの濃密な語り
をしてしまったので、そちらから引用させて頂きますね。

奇跡を破るべく真紅の可能性・火神大我。

全力で未完成な天才・黄瀬涼太。
二人の主人公を軸として展開する「黒子のバスケ」ですが…
物語には強烈な闇を持つ
「ヒール・悪役」が不可欠!!
彼の魅力は声が諏訪部順一さんというポイントも多大に影響してますね。
あのタイプのダーク成長キャラクターってなかなか
演じられる機会が無かったし、いまだにやはり
「諏訪部さん=跡部様」の方程式を超越出来るキャラクターは不在なので。
でも青峰の諏訪部さんを見た時に、
もしかしたら諏訪部さんは青峰で新しい
声優キャリアの光を得られるんじゃないかな…と感じました。

悪ぶってるくせにピュア!!憎めないんですよねぇ♪
帝光中学で無敗を誇ったエースとして、この人は
天から与えられた才能をこれでもかと
ぶつけてやっていたわけなんですが、
「強敵がいない」退屈な日々に飲まれ、やがてバスケットへの情熱を失う。
先ほどの記事でも触れた
「傲慢な天才ゆえの孤独」を、黄瀬よりも
もっと悪化させた可哀想な青年なのですが、
なんだかんだで、
元が善人なので、幼馴染みの桃井や、先輩である
今吉にはキチンと目を掛けられています。
ここがこの人の、魅力をちゃんと描いているなあと感じるところなのですが。

「やるじゃん、センパイ」
「うっせーよ、1年坊主が!!」
Q24の中でも、私かなーりここのシーンが好きなんですが、
笠松先輩が計算したゲームメイクに配置された
「青峰4ファウル」の布石に見事引っ掛かってしまう青峰が、
自分のパワーと体格差をモノともせずに向かってくる他校の主将に実に
嬉しそうに返して、手を差し出す…。
ここはまさに青峰というキャラクターの根源を描写している
良いシーンだなあと思いました。
彼はバスケットボールを愛し、妥協せずに魂ごとぶつかってくる相手を
きちんと認識して敬意を払う人なんですよね。
様々な物語やドラマを見ていると、きっと「天才」とか「神童」とか
称えられる人には2種類いて、

自然と周囲に浸透し、恩恵に感謝出来る人と、
凡人の差に失望して孤立していく人
の、タイプに分かれるんじゃないかな、と今回のアニメ見ていて感じました。
青峰も最初から「暴君」だったわけじゃありません。
ただ、
神様から与えられた無限にも近い強大な力の使い道を、
きちんと教え導いてくれる人がいなかった。
それと、
並びたてる才能の持ち主を得られなかった不幸があった。
…ここで、同じアニメ会社でもしかも声優さんが出ているので
すぐに連想したのが「戦国BASARA」の伊達政宗と真田幸村だったのですが、…
好敵手を得るのは、本当に幸運なんだなと。
蒼紅も瀬戸内も関ヶ原も…幸福な人達だったんだなあと…。
この漫画って実に…話のスタートライン不思議なんですが
(黒バスを詳しく布教してくれた友達が
"時々変な漫画…"と言うのも凄く同感…(^_^;))
青峰や黄瀬が力を持て余し情熱を無くしてしまったから、
黒子が彼らを見限った、というのが、この作品の全ての始まりなので、
青峰という鎖を引き千切る獣に、もし同じくらいの力を持つ野生が
立ちはだかっていたら、きっと彼のここまでの歪みは無かったと思います。
ここまで捻くれちゃう青峰は、本当はとても純粋なんでしょうね…。
純粋だからこそ、バスケを完全に捨てきることも出来ないし、
追いついて来ようとした黄瀬にも期待した。
まだ精神的に幼いのは、どんなに体が大きく成長しても、
青峰も黄瀬と変わらない。
「キセキの世代」の周囲には、笠松先輩や高尾、のちに登場する氷室など、
包容力に溢れる人格者が揃っているのは、
そんな「幼い才能」を育てる支えが不可欠だからなのでしょう。

「憧れ」だった青峰を救いたいと願った黄瀬。だけども及ばない…
そして結局は
「オレに勝てるのはオレだけ」だった俺様が、
最初に負けた相手、それが日本では全く無名だった
帰国子女
、2人が共有する「ゾーン」世界を体得した火神という展開は実に上手い!
青峰はジャンプで必ず主人公の影として存在するライバルですよね。
ベジータだったり、朽木白哉だったり…
ちなみに私は「ガンダムユニコーン」の
リディ・マーセナス少尉と並ぶ「影の主人公」だと確信してます(^_^;)
なんとも…イイんですよねぇ…純粋だった青年が歪んでライバルになる話って♪
今回のエンディングカットは、二期アニメに続くだろう、そんな孤独な
青峰が唯一救われる場面構成で、とても
心が慰められました。
一日でも早く、この孤独な王様がただ一人並び立つ未知数の炎と、
楽しんでまたバスケが出来るようになればいいなあ…と
願わずにはいられません。
いやもう火、青、黄、紫、緑、氷、緑、高…と
アクは滅茶苦茶強いけれど、
ホントになんだかんだでみんな、根は素直なイイ奴らですからね!!
え、笠松先輩?そんな…
あの方はバスケの神様が降臨させた告知天使ですよ!!!
さて、泣いても笑っても残り1話!!
「変な漫画」と教えてもらった言葉が…ここで蘇るんですが…
海常VS桐皇戦で一期終わりって!!
どんだけ他校ヨイショなんスか!!?…なんだか私、テニプリ以降
すっかり「他校スキー」になってます。
というか、
公式がそれを助長してくれてるって思う他ないんですけど
…まあワタクシ的には…ひっじょぉぉに…
美味だったラストまでなんですけどもね!(^_^;)
こんなに途中から燃えた作品って…人生で今まで無かったので…
単行本を集めたり、ブルーレイを買ったり、慌ただしいんですが、
これから原作は大注目の「海常VS誠凛戦」を控えているので、
いよいよご無沙汰で毎週ジャンプを買いに行く日々が蘇りそうです…。
ツイッターの普及で、レビューブログ文化は滅びつつあるな…と
肌で感じる最近ですが、ブログての交流とはまた違った、
リアルタイムでのたくさんの方々との楽しいコミュニケーションや、
思いもかけない出会いなどがあって、本当に「黒バス」には
感謝してます♪
まさか夏にナンジャやら…こんなにも膨大なコラボに参加するとは。
戦国BASARA以来に燃え滾りました!!

この相棒組に関しても語りたかったし…
この人についてもホントに…書きたかったんですけど!!
しかし何より、やっぱり私が個人的に、この作品に感謝しているのは…

笠松先輩が、保志総一朗氏で良かった♪
ことです!!!!!!!!
まさか真田幸村以降、再びぱっぴー声のキャラにハマるとは
想像もしなかったのでとても幸せでした(^_^)
10/11発売のキャラソンが楽しみ♪
うがぁぁ…火神の「義兄」氷室と、鈴村声の紫原っちが活躍する
陽泉戦も絶対アニメで放送して頂きたいんだけどなあ!!!
それでは、残り1話になってしまいましたが…
海常と桐皇の、熱き夏の終わりを、堪能しましょう!!
(…アレ、誠凛は…←)
陽泉戦まで放送して下さいIG様!!
…誠凛ry…………←
「2013年・黒バス池袋・新宿看板」は
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「2012ナンジャタウン池袋黒バスフェア」は
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